膨大な求人情報を精査し、スタンバイへの掲載につなげる

プロダクト部 テックリード
池田 健虎
広告代理店系列のソフトウェア企業でシステム開発やエンジニア採用・育成を担当。2020年9月にスタンバイにジョインし、求人情報を取り扱うチームでバックエンドエンジニア兼テックリードとして開発に従事。
前職のエンジニア採用経験が、人材領域への興味につながった
スタンバイに入ったのは、Zホールディングス(現LINEヤフー)とビジョナルの合弁会社として株式会社スタンバイが設立された翌年です。組織が目まぐるしく変化する最中の入社でした。
前職では、広告代理店系列のソフトウェア企業でシステム開発を担当したのち、組織拡大に向けたエンジニア採用や育成など組織づくりを任されていました。組織に仲間が増え、人員を整えられたと手ごたえを感じたときに、「もう一度エンジニアとして手を動かしたい」と転職を考えるようになりました。
スタンバイに興味を持ったのは、前職で培ってきた技術との親和性が高く、スキルや経験を活かせるイメージが湧いたからです。また、前職でのエンジニア採用では、SNSを通じたダイレクトリクルーティングに取り組んでおり、その経験を通じて、「エンジニアに限らず企業と求職者が、もっとラクにスムーズに出会えたらいいのに」という課題感を持っていました。人材領域の課題に向き合える事業という点でも、自分のキャリアにマッチした環境だと感じました。

数千万件以上の求人情報をリアルタイムで成形しスタンバイに流入
入社以来、バックエンドエンジニアとして求人票のデータ保持や設計を担当しています。スタンバイに掲載する求人情報の流入元は、Web上に散らばっている数千万件以上の求人です。その膨大なデータをリアルタイムで集め、スタンバイで求職者が検索しやすい状態に成形するのが、私がテックリードを務めるチームの仕事です。
例えば、Web上には異なるメディアに掲載されている同一企業の求人が複数あることもあります。求人内容はまったく同じでも、タイトルや職種名の文言が少し違う…というケースも多い。そうした求人をすべてスタンバイ内で別求人と捉えて検索結果に表示してしまうと、求職者としては「同じ求人がいくつも並んでいて読みにくい」と感じてしまいます。
そこで私たちは、「求人Aと求人Bの中身は同じである」と定義する際のルールを整理し、同じだとみなされる求人を表示させないためにどうするかの仕組みを作っていきます。求人内容の重複をチェックするほか、各地の最低賃金額は守られているかといった法律を遵守した内容になっているかなど、さまざまな条件をクリアした求人だけが、スタンバイに掲載されるようにしていきます。
難しいのが、その分析をリアルタイムで行う、という点です。処理スピードが早くなればなるほど、スタンバイへの掲載にタイムラグがなくなり、いち早く求職者に多くの情報を届けることができます。スタンバイを通して、求職者にできるだけ早く幅広い選択肢を提供すると同時に、より検索しやすい状態を整えたい。その両立を実現するために、日々地道な改善を繰り返しています。

「次にどう生かすか」の視点で開発に向き合える
スタンバイが扱うデータ量は膨大です。急速に伸びているサービスを手掛け、スピード感を持ったデータ処理と同時に安定した仕組みを作っていけることは、エンジニアとして非常に恵まれた環境だと思っています。
今でも忘れられないのは、スタンバイに入って半年経ったタイミングで、求人を取り込む仕組みを作り直したことです。当時はサービスが立ち上げられた約6年前のコードが残っていたので、活用できそうなコードは活用する形で作り直しを進めていきました。その後、できた仕組みが正解だったかどうか、運用しながら検証を重ねていきましたが、チームメンバーとは常に「さらに改善するために次はどうすべきか」という観点で会話をしていました。過去の意思決定について反省点があったとしても、失敗を責めるのではなく、「その失敗から何を学べ、次にどう生かせるか」という姿勢をメンバー全員が体現できているチームです。それが私たちスタンバイのカルチャーでもありますので、エンジニアとしてとても働きやすいと感じています。

事業の成長を一緒に楽しんでいきたい
エンジニアチームは「自立型組織」を掲げ、技術的な裁量の多い中で動いています。コストやセキュリティなど重要なテーマについてはCTOの明石と相談しながら、チーム内で最善の案を議論しながら決めていきます。
テックリードとして心がけているのは、スタンバイの仕事を通じてチームメンバーが成長し、幸せになっていくことです。誰かの時間が犠牲になるような仕事があるのなら、人間がやらなくてすむ仕組みをみんなで考えます。スクラム開発のやり方を取り入れているので、1週間に1回は必ず全員で振り返る時間を作り、何が課題なのか意見を出し合います。課題への共通認識が生まれるので、すぐに改善に向けて動くことができるんです。メンバーには、その人にとって少しストレッチした難易度の仕事をお願いするように意識しており、挑戦を通じて成長を感じながら働いてほしいと考えています。
スタンバイは、これから間違いなく利用する方々が増えていくでしょう。さまざまな機能が追加されるなど事業戦略に沿った開発が進んでおり、サービスを取り巻く市場の変化を感じています。エンジニアとして、技術的なスキルアップへの興味はもちろん、事業の成長により関心を持てる人であれば、ここからのスタンバイの伸びを一緒に楽しんでいけるのではないでしょうか。

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