事業戦略の真ん中にプロダクトがある
前職では、ダイレクトリクルーティング商材のプロダクト企画、カスタマーサクセス企画を4年弱経験しました。アセットが豊富で、社会に影響力のある成果を出しやすい環境でしたが、組織規模感ゆえに調整ごともが多かったのです。これからのキャリアを見据えれば、調整スキルに特化していくにはまだ早いと考えるようになりました。まだまだ現場寄りのスキルが足りないと考える中で、プロダクト開発寄りの知見やスキルを強化できる環境を探していたとき、出会ったのがスタンバイでした。
スタンバイに惹かれたのは、プロダクトが中心の会社であり、スタートアップの規模感だったからです。事業戦略の真ん中にプロダクトが置かれ、「プロダクトが価値提供できる状態になってこそ、お客様の利益につながる」という考えが浸透しています。価値あるプロダクトを作るために営業部門とプロダクト開発部門とが一緒に考えて進めようという姿勢を持っている環境はとても新鮮で魅力的でした。
組織体制として、決まっていないことや整理しきれていないところもたくさんあり、そこに対して自分が携われることの多さも、スタートアップの組織で働く面白さだと感じました。
プロダクト企画にマーケティング観点を取り入れる
2023年10月にプロダクトマネージャーポジションで入社し、早々に「プロダクトをさらに成長させるために、課題はどこにあるのか」を洗い出しました。上長から「中途入社ならではの第三者目線で見てほしい」と言われたこともきっかけでした。
当時は、事業成長どころか継続も難しいと思ってしまうほどに人手が足りていなかったので、採用と定着の課題を早急に解決する必要がありました。優先的に着手しようとプロジェクトを起案し、現在はプロダクト部のマネージャーと人事を兼務して組織運営にも携わっています。
プロダクトマネジメントでは、まだまだ発展途上のマーケティング観点の強化に向け、プロダクトマーケティング領域に着手しています。具体的には、少子化や労働人口減、働き方の多様化といった課題に向き合い、仕事探しに困っている人が市場にどれくらいいるのかをデータから分析。誰の何を優先的に解決するべきかを整理し、アウトプットにつなげることを目指しています。
ご利用いただく企業に対しては、何に対価をお支払いいただけるのかを明確にすることで、販売戦略を立てています。求職者と企業両方への分析を進めた上で、ではプロダクトとして具体的に何を改善していくのか、エンジニアやデザイナーなど開発側へ要件を伝えていくのが、これからの取り組みになります。
未経験でも人事兼務。領域を広げたチャレンジを受け入れ後押ししてくれる
スタンバイでは、企業や求職者への提供価値最大化をはじめ、事業成長や組織成長につながることであれば、誰でもどんな職務領域にもチャレンジができます。「あなたはこのポジションだから、ここまでしかできない」といった制約がないんです。会社にとって優先して取り組むべきことだときちんと説明ができれば、すぐに動き出せる。人事未経験の私が人事兼務になっているのも、そんなカルチャーならではだと実感しています。
その他でも今取り掛かっているのは、プロダクト開発の企画プロセスの再考です。
これまでの企画プロセスは、サービスのユーザーにインタビューを実施し、使い勝手に関する声をもとに改善策を立案してABテストを行い、実装していく流れでした。
インタビューに協力してくださる方のご意見はとても大切な声であることも事実ですが、私たちが開発するプロダクトは様々な職種や雇用形態、年齢の方に利用いただくものでもありますので、改善ポイントはほかにどんなものがあるのか、何を優先していくべきかを開発全体を俯瞰して検討するプロセスも必要です。より良いプロダクトづくりには、プロセス自体の見直しが必須であり、それにスピード感を持って取り組めているのも、手を挙げた人に裁量権を与える風土があるからだと感じます。
「体験はより良くなるのか」という視点で議論が進んでいく
私は、プロダクトづくりとは「体験づくり」だと考えています。売上数字だけが上がればいい、というものではなく、それによってプロダクトを使う方にとっての体験が悪くなることはないのか、という視点も大事です。スタンバイでは、より良い体験を提供するために開発がある、という前提のもとフラットに議論ができています。
そのため一緒に働く仲間には、「自ら考え動ける人」であってほしいなと思います。
スキルや経験など専門性はもちろん大事ですが、「営業だからプロダクト開発側に意見が言えない」とか、「プロダクト開発側は営業に言われた通りにつくるだけ」といった職務や部署の垣根を超えて動けることがより大事です。スタンバイには事業のためであれば相手の意見を受け入れる姿勢を持ち、わからないことがあれば全力で教えてくれる仲間がいます。目指すのは、エンジニアもデザイナーもプランナーも、自分が事業を伸ばしたといえる組織づくりです。何の数字を伸ばせば事業が前に進むのか、いかにその数字を伸ばすスピードを上げられるか、という視点で企画に携わってきた方や携わっていきたい方には、ぜひジョインしていただきたいと思っています。
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